今日も前回のブログコラムの続きになります。
もし、前回のブログコラムを読んでいないのであれば、
まず前回の内容を確認してから今回を読んでください。
前回は、ルイ・ヴィトンの巧みな戦略として、
全ての製品がハンドメイドで作られている点と、
流通量が意図的にコントロールされてる話をしました。
残り2つの戦略について解説していきます。
3.創業から167年間でセールは0回!?
ルイ・ヴィトンは値引き販売を一切しません。
それどころかどんどん定期的に値上げしております。
普通は作りすぎたり、売れ残ったりした商品を、
在庫処分セールで売り切ってしまったりします。
「よくそんなにセールして利益出るの?」
と思われるような割引がされている商品も、
すでに利益は確保できていて、
在庫を残すよりは安値で売りさばいてた方が、
在庫管理などの面からも効率的なので、異常に安くなっていたりします。
高級ブランドだったとしても、
シーズン落ちのものや前年のモデルなどは、
アウトレットで割引販売してたりするのを見たことがあるかと思います。
しかし、ルイ・ヴィトンをアウトレットで見たということはないと思います。
一見すると、非効率と思われるかもですが、
この戦略がルイ・ヴィトンの価値を生んでます。
その一つが、
「ルイ・ヴィトンの価値は下がらない」
という信頼です。
また、店舗で見つけた時が最も価格が安く、
このタイミングを逃すと手に入らなくなるという
状況を作り出すことができます。
これが他のブランドになると、
アウトレットで大幅な値引きがされて販売されていたりするのです。
「これ今買わないと売り切れちゃうかも?」
と思いながら勇気を出して買ったものが、30%引きとかで売られているのを見たら、
消費者はガッカリしてしまいます。
だから、アウトレットで売っているようなブランド品は買わないようにしています。
アウトレットなども含めて、セール割引されることもなければ、
ルイ・ヴィトンに信頼が生まれ、価値が生まれるというわけです。
4.広告ではなくパブリシティだけをやる!?
最後の4つ目の戦略です。
ルイ・ヴィトンはブランドイメージを徹底的にコントロールしています。
そのために、広告販促施策の中心を、テレビCMなどのマス広告ではなく、
パブリシティにおいてます。
パブリシティとは一体何か?
簡単に言えば、広報PRになります。
お金を払ってメディアに取り上げられるのではなく、
ニュースとして取り上げてもらいます。
例えば、2020年2月1日に、
ルイ・ヴィトンの新店舗が大阪の御堂筋に、開業されるとなった際には、
ファッション誌や経済誌やテレビなどで、多くの特集が組まれました。
取り上げられた理由の1つは、
セレブを招いての豪華なイベントやパーティーを頻繁に開催しているからです。
私もよくイベントやパーテイーに呼ばれます。
大阪御堂筋店のイベントでは、歌舞伎役者の市川海老蔵さんや
岩田剛典さん広瀬すずさんがアンバサダーとして招待されました。
広告を打って売り込みをするのではなく、メディア側が取り上げてくれるように、
上手く仕掛けをしているわけです。
ルイ・ヴィトンの4つの戦略をまとめると、購買意欲を高めた上で流通量を制限して
希少性をコントロールしつつ、
セール品を流通させずに価値を高止まりさせる
という巧み戦略によって高価格を実現しているわけです。
ただ、その戦略だけが優れているのではなく、
私が感動したのは、その根底に流れる思想です。
創業者がかなりの貧乏だった事も私は大好きなところです。
“売上は製品の質で決まり広告はそれを後押しするだけ
並外れた成功は並外れた製品から生まれる”
これは、LVMHグループ会長兼CEOのベルナール・アルノー氏の言葉です。
商品サービスの改良改善を続けていき、
品質を上げて売上も上げていけれる所以でもあります。
今や私も何十年と株主となり投資し続けているので、定期的な配当や上昇利益などをプールしておいて製品を買っているので、タダでプレゼントされているような物なので、
基本、ブランド品は配当や上昇利益でしか買わない戦略は負けていない巧みな戦略だと私は思っています笑
本日も
Enjoy !!

【今日の学び】
“売上は製品の質で決まり広告はそれを後押しするだけ
並外れた成功は並外れた製品から生まれる”
どれだけ巧みな戦略があっても、質が良くなければここまで成功することはなかったということですね。
すべてにおいて本質的なところは変わらないということですね。
とても勉強になりました。
今日もありがとうございました