多くの投資家が
「S&P500に負ける」2つの理由
現代の市場が私たちに与えてくれた
大きな恩恵の1つに、高い流動性があります。
例えば、スマートフォン・タブレットなどは画面を数回操作するだけで、
持ち株を現金に変えることができます。
それによってほぼいつでも、
投資を始めたり辞めたりすることができ、
価格の変化を常に確認することも可能になりました。
これは技術革新がもたらした、素晴らしい金融制度です。
しかし、この恩恵が、時として静かな罠へと変わります。
「いつでも売買できる」という環境は、
人々に「常に何か行動しなければならない」という
思い込みを与えてしまいます。
「素早い行動こそが賢い選択」
であるかのような感覚を生んでしまうのです。
多くの投資家にとって、
これが高くつく失敗となります。
その証拠は、あまりにも明白です。
不適切な時期に売買を繰り返すことで、
多くの投資家が市場全体の成長から取り残されています。
調査会社のダルバー社は、
何十年にもわたってこのデータを追跡してきました。
市場の小さな変動に一喜一憂して反応すると、
自らの投資成果を損なうことになります。
同社の調査によると、2024年に個人投資家が
株式から得た収益は16.5%でした。
一方で、S&P 500種株価指数は25.02%の収益を上げています。
個人投資家の収益は市場平均を8.5%近く下回り、
これは過去10年間で2番目に大きな差となりました。
この差は、銘柄選びが下手だったから生じたのではありません。
1.売買の時期
多くの投資家は、
昨年起こった一時的な価格の下落局面で
持ち株を売却し、その後の反発を見て安堵しました。
しかし問題は単純です。
売ってしまったことで、
その後の回復による恩恵を受けられなくなったのです。
そのたった一度の判断が、
市場を下回る結果の主な原因となりました。
同社は1994年以来、
同じ傾向を報告し続けています。
数字は毎年変わりますが、語られる内容はいつも同じです。
恐怖や興奮に突き動かされた感情的な行動が、
長期保有による着実な利益から投資家を遠ざけてしまうのです。
それは、富を築くプロセスとは正反対の行為にほかなりません。
2.錯覚
こうした失敗が起きるのは、
投資家が賢くないからではありません。
いつでも売買できる環境が、
「自分で状況を制御できている」という錯覚を生むからです。
刻々と変わる口座の残高を眺めていると、
何か対応しなければという圧力を感じます。
素早く動くことが
自分の資産を守ることにつながると考えてしまうのです。
しかし、市場は素早さに報酬を与えません。
市場が報いるのは、忍耐と健全な判断力です。
私の戦略は
この土台の上に成り立っています。
忍耐、明晰さ、揺るぎない判断。
長期的な視点への敬意。
そして米国企業の強さに対する信頼です。
これらの価値観は、
あらゆる市場の波を乗り越えて投資家を導いてきました。
そして、これからも機能し続けるでしょう。
真の価値と真の成長に集中し続けます。
それこそが、世代を超えて引き継がれる富を築く方法なのです。
良い投資を。
本日も
Enjoy !!

【今日の学び】
「米国企業の強さに対する信頼」
これはずっと以前からおっしゃってました。
おかげで自身も米国企業に対して信頼することができています。
タイトル通り理由がここに書かれていてとても勉強になりました。
今日もありがとうございました