| 株価が下がっても慌てない理由 |
ここ数ヶ月前、イランをめぐる緊張が市場全体を揺さぶっていました。 出所:gettyimagesこういう時、株式市場は私たちに大切な真実を 思い出させてくれます。 市場は合理的ではないということです。 この考えを数十年前に表現した のが、ベンジャミン・グレアムでした。 彼が投資家に紹介したのが、 株式市場を擬人化した「ミスター・マーケット」 という架空の人物。 どういうことかというと、 穏やかな日には、 ミスター・マーケットは落ち着いています。 そして、投資家たちも未来は明るいと疑わないでしょう。 ところが突然、戦争など悪いニュースが流れ、 緊張が高まり、経済指標の結果が悪かったりすると… 突然、ミスター・マーケットは パニックに陥ります。 株価は下落し、ボラティリティは跳ね上がり、 メディアも不安な記事を書き煽るのです。 短期トレーダーは一斉に売りに走り、 アルゴリズム*がその動きをさらに増幅させます。 ※自動売買の仕組み(順張りのアルゴリズムは市場が下がれば株を売る) 歴史は物語るのです。 そもそも、株価が下落したからと言って、 世界が終わるわけではありません。 株価の下落は市場が本来持つリズムの一部に過ぎないのです。 ボラティリティとは長期的なリターンを得るために 投資家が払う「代償」と言えるでしょう。 過去100年間、米国経済は ・戦争 ・不況 ・インフレ ・銀行危機 ・地政学的衝突 など、幾多の試練を乗り越えてきました。 その時々は、いずれも切迫感に満ちていたことでしょう。 それでも、米国のビジネス全体の長期的な歩みは変わりませんでした。 上へ、上へと向かい続けたのです。 ・企業は革新を続け ・起業家たちは産業を切り拓き ・生産性は高まり ・資本は機会のある場所へと 流れていきます。 このプロセスは決して順風満帆ではありません。 しかし、着実に前進し続けます。 ボラティリティの捉え方で ウォーレン・バフェット氏は、この考えを 驚くほど明快に表現しています。 出所:Mark Hirschey(2005), CC BY-SA 2.0同氏は 「第三次世界大戦が起きると分かっていても、自分は株を持ち続ける」と語ったことがあります。 なにも、リスクを無視しろというわけではありません。 経済がどのように進化するかについて、 より深いところを見るべきということです。 どれほど困難な時代にも、人間の創意工夫は 歩みを止めません。 企業は変化に適応し 技術は進歩し 生産性は高まります その結果、優良企業の価値は長期的には上昇するのです。 規律ある投資家ほど、 一般的な市場参加者とはまったく異なる目でボラティリティを見つめます。 株価が下落すると、多くの人は不安を感じるでしょう。 しかし長期投資家にとっては、これが「機会」として映ります。 なぜなら、株価が下がった理由が人間の恐怖だからです。 株価が少々下がったからといって、優れた企業は工場を失いません。 特許も顧客も、どこにも行かないのです。 強い企業はただ、いつも通りビジネスを続けます。 ・売上を積み上げ ・顧客に価値を届け ・長期的な企業価値を着々と高めます それに反し、株式市場はその企業の株を一時的に安値で提供している。 忍耐が重要な理由は、まさにここです。 短期的な投資家心理は、経済の実態とはかけ離れています。 ある週には楽観的でも、翌週には恐怖に支配されている。 しかし、その裏ではイノベーションと利益成長という長期的なトレンドが、 静かに流れ続けているのです。 そこで私の投資クラブメンバー達からは昨日も自分の入れた元本よりも遥かに上回る利益が戻ってきたと喜んでいました。 それは、市場との恐怖の行動とは真逆な、機会と捉え、安値で買い増し、忍耐が功を制した証なのです。 本日も Enjoy !! |

出所:gettyimages
出所:Mark Hirschey(2005), CC BY-SA 2.0
【今日の学び】
「株式市場はその企業の株を一時的に安値で提供している。」
株価の下落は、バーゲンセールとういうことですね^^
今日もありがとうございました