4239.年金なんていならいぜ〜と言えるくらいになろう

「年金の生みの親」が語る
年金制度の歴史

“払うのは先だから、今のうちにどんどん使え…”
「年金の生みの親」が語った年金制度の歴史
1988年発行『厚生年金保険制度回顧録』より

今日は1つ、
最近のメディアが報じなくなった、
年金制度の誕生について。

これは、
実際に公的な記録として残っている回顧録で明かされた、
初代厚生省厚生年金局年金課長、花澤武夫氏による発言です。

本当の事で恐ろしい事です。

【花澤】それで、いよいよこの法律ができるということになった時、すぐに考えたのは、この膨大な資金の運用ですね。これをどうするか。これをいちばん考えましたね。

この資金があれば一流の銀行だってかなわない。今でもそうでしょう。何十兆円もあるから、一流の銀行だってかなわない。

これを厚生年金保険基金とか財団とかいうものを作ってその理事長というのは、日銀の総裁ぐらいの力がある。そうすると、 

厚生省の連中がOBになった時の勤め口に困らない

何千人だって大丈夫だと。金融業界を牛耳るくらいの力があるから、これは必ず厚生大臣が握るようにしなくてはいけない。

この資金を握ること、それからその次に、年金を支給するには二十年もかかるのだから、その間何もしないで待っているという馬鹿馬鹿しいことを言っていたら間に合わない。・・・

戦争中でもなんでもすぐに福祉施設でもやらなければならない。そのためにはすぐに団体を作って、政府のやる福祉施設を肩替わりする。

社会局の庶務課の隅っこほうでやらしておいたのでは話にならない。これは強力な団体を作ってやるんだ。それも健康保険協会とか、社会保険協会というようなものではない、大営団みたいなものを作って、政府の保険については全部委託を受ける。

そして年金保険の掛金を直接持ってきて運営すれば、 年金を払うのは先のことだから、今のうちどんどん使ってしまっても構わない。・・・使ってしまったら先行困るのではないかという声もあったけれども、そんなことは問題ではない。

貨幣価値が変わるから、昔三銭で買えたものが今五十円だというのと同じようなことで早いうちに使ってしまったほうが得する。
二十年先まで大事に持っていても資産価値が下がってしまう。だからどんどん運用して活用したほうがいい。何しろ集まる金が雪ダルマみたいにどんどん大きくなって、 将来みんなに支払う時に金が払えなくなったら賦課式*にしてしまえばいいのだから、それまでの間にせっせと使ってしまえ。

それで昭和十八年十一月に厚生団を作ったのです。
*厚労省HPより:賦課方式とは、年金支給のために必要な財源を、その時々の保険料収入から用意する方式です。現役世代から年金受給世代への仕送りに近いイメージです。

出所:「第1節 労働者年金保険制度の創設と厚生年金保険への発展」23~24ページ
財団法人厚生団編集『厚生年金保険制度回顧録』昭和6年11月社会保険法規研究会より

もちろん、今の官僚の方々や、
公務員の皆さんが、この考えで
働いていると言いたいわけではありません。

しかし、制度の起源を辿ると…

はじめは厚労省OBの天下り先などという、
邪な考えが含まれたものだったようです。


そして今、
政府は自分たちで作った制度では、
「国民の生活を守れない」とし、
2024年には新NISAといった、
株式投資を今さら推し進めています。

ですが、いきなり言われても、

やったことのない投資で思ったような成果が出ない・・・
だから、コツコツ貯金をするしかない・・・
老後は貯金を切り崩さないよう慎ましい生活をしよう・・・

そんな人も増えているようです。
3人に1人が年金制度に不満を感じ、
半数以上は年金だけで生活を維持できない

出所:PRESIDENT『年金で泣く人 年金で笑う人』2025年1/31号

さらに、もっと残酷な現実があります。

投資をしておけば大丈夫。
貯金さえ残しておけば・・・

という考えこそが、
最も気をつけなければならないものなんです。

というのも、

歴史を辿れば、
「お金」の価値は「意図的に」下げられており、
「歳を取れば取るほど貧しくなる」という
致命的な現象が起きているから。


耳の痛い事実かもしれません。

ですが、状況を理解した上で、
対策を打つことこそ
一番大事ではないでしょうか。

それには、正しく学び、正しく実践をしていき、それを地味にコツコツと続けていく事です。

それが出来るように私は環境を用意しております。

本日も

Enjoy !!

“4239.年金なんていならいぜ〜と言えるくらいになろう” への1件の返信

  1. 【今日の学び】

    「歴史を辿れば、「お金」の価値は「意図的に」下げられており、「歳を取れば取るほど貧しくなる」という致命的な現象が起きている」

    怖いことです。
    意図的にというのがさらに怖さを膨らませますね。
    自分の身は自分で守るしかありません。
    年金に頼る時代はとっくに終わっているんですから。

    今日もありがとうございました

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