4452.Aiでさえ間違いを認める

スーパーパワー??

私は今でも、その質問を初めて聞いたときのことを覚えています。

あるパーティーで、初めて会った方と楽しく会話をしていたときのことです。

彼が突然こう聞いてきました。

「あなたのスーパーパワーって何?」

ただの人間である私は、すぐには何も思いつきませんでした。

「一跳びで高いビルを飛び越えられること…とか?」

と、冗談めかして答えてみました。

しかし、それはどうやら彼が求めていた答えではありませんでした。

彼は軽い冗談のような形で、 私の「際立った個性」や「自分を特徴づける能力」は何かを聞いていたのです。

英語は難しいですね。。

それでも私は思いつきませんでした。

しかし、AIの登場によって、私は自分にも特別な力があることに気づきました。

少なくとも、多くの人にはあまりない力です。

それは、自分の信じていたことが間違っていると分かったときに、喜びを感じることです。

そして何でも地味にコツコツと続けられる事です。

こんな面白くない話は人には出来ないです笑

「たいしたことないじゃないか」と思いましたか?

では、少し説明させてください。

私は子どものころから、世界がどうなっているのかに強い好奇心を持っていました。

日本にいても劣悪な環境だったので、他の世界へ行きたかったのです。

ましてや私が育った時代は、まだインターネットがありませんでした。

そのため私は本の熱心な読者でした。

そして今でも、多くの映画を見る方が好きです。

自分の無知を少しでも減らそうとして、手に入る限りのノンフィクションを読み漁りました。

しかし、それはかえって問題を悪化させたのです。

なぜなら、人は学べば学ぶほど、自分がどれほど多くのことを知らないかを理解するようになるからです。

若い頃、私はフランスの小説家 Honoré de Balzac のある言葉を知りました。

それは雷に打たれたような衝撃だったのです。

「世界は私のものだ。なぜなら私はそれを理解しているからだ。」

長い間、この言葉は私の頭から離れませんでした。

そして、なぜ多くの人が苦しむのか?

その理由を説明しているように思えました。

私はちなみに高校生の頃はサッカーをしているとき以外は読書クラブに入って、キリスト教の本を全て読み漁っていました。

もちろん今もキリスト教ではありませんが。

私たちは知識が足りません。

知恵が足りません。

そして理解が足りません。

私は「物事の真実を知る」ことを自分の使命にしました。

しかし残念ながら、「絶対的な真実」というものはなかなか捕まらないものです。

そして正解なんてないものです。

例えば、地球が太陽の周りを回っていることや、光の速度が秒速18万6,000マイルであることは、ほぼ確実だと分かっています。

しかし、分からないこともあります。

そして時には、異なる解釈がどれも正しい場合もあります。

それでも、重要なことについて「真実を知ることができる範囲では」、私はそれを知りたいと思っています。

少なくとも、私にとって重要なことについては。

「私もそう思う!」

そう言う人もいるでしょう。

その気持ちは素晴らしいと思います。

しかし、私は多くの人の本気度を疑うようになりました。

もし本当に真実を知りたいのなら…

知ることができる範囲で真実を知りたいのなら…

自分のこれまでの信念が間違っていたと分かったとき、単に受け入れるだけでなく、喜ぶ必要があります。

これは多くの人にとって大きな問題のようです。

正直、私にはなぜなのか理解できません。

私が「自分は間違っていた」と認めるとき、それは単に「昨日より今日の方が多くのことを知っている」という事実を認めているだけです。

それの何が悪いのでしょうか?

幸い、この数年でAIが急速に普及したことで、物事を検証するのはずっと簡単になりました。

しかし同時に、ある事実も明らかになりました。

多くの読者はすでに知っているか、薄々気づいていたかもしれません。

ほとんどの人は、自分の信じていることが間違っていると学びたくないのです

彼らはむしろ、自分の信念が正しいと信じ続けたいのです。

認めたくないのです。それは愚かな事なのに。

そして驚くべきことに(少なくとも私にとっては)、どれだけ証拠を示しても考えを変えない人が多いのです。

心理学者が「確証バイアス(confirmation bias)」、つまり、自分の信念を支持する証拠だけを好む傾向を「すべてのバイアスの母」と呼ぶのも無理はありません。

これは特に、強い政治的信念や宗教的信念に当てはまります。

しかし、多くの人にとっては

・陰謀論

・怪しい医療アドバイス

・疑わしい健康情報

などにも同じことが当てはまります。

現在では、インターネットとSNSのおかげで、自分と同じ信念を持つコミュニティを簡単に見つけることができます。

幸い、今の私たちには AIという超人的な知性があります。

それが物事を整理する助けになります。

もちろんAIも間違えることはありますし、回答は検証する必要があります。

この前も、私が乗っている車の車種と年式でリアワイパーのゴムの長さと型番を聞いたのですが、自信満々に答えてくれましたが、それをもとに買ってきていざつけようと思ったら、長さが長くて全然違うやんとなったくらいですから笑

しかし私は3年以上、AIを使っていますが、 以前と比べてはるかに優秀になっています。

AIは24時間365日、ものすごい速度で学習し、自分の間違いを修正し続けています。

もし私が複数のAIに同じ質問をして、自分の気に入らない答えが出たとき「間違っているのは私である可能性の方が、世界中の最先端AIがすべて間違っている可能性より高い」と思うのが普通でしょう。

これを受け入れられない人は、なぜ巨大テック企業(ハイパースケーラー)が数千億ドルもデータセンターに投資しているのか、あるいは なぜAIが世界を変えつつあるのか、理解できないはずです。

しかし私は、友人や家族に 「自分の信念を否定する証拠の見つけ方」を教えると、ほとんどの場合、彼らはそれを無視します。

「AIは分かっていない」

「このAIはリベラル(または保守)寄りだ」

「これはAIのハルシネーションだろう」

そう言って、スマートフォンをポケットにしまうか、くだらない動画や流れてくる画像を見て楽しんでいるだけで、元の生活に戻ります。

そして、間違った信念を大事に抱えたままです。

私は最近、自分のこのスーパーパワーが 世界でいちばん厄介な能力かもしれない と思うようになりました。

とはいえ、AIから得られる答えの質は、質問の仕方にも左右されます。

もちろん、間違っているリアワイパーのゴムは長さを切ってつけれたのは良かったですが、短かったらと思うとゾッとします笑

本日も

Enjoy !!

“4452.Aiでさえ間違いを認める” への1件の返信

  1. 【今日の学び】

    「人は学べば学ぶほど、自分がどれほど多くのことを知らないかを理解するようになるからです。」

    「絶対的な真実」というものはなかなか捕まらないもの」

    「正解なんてないもの」

    すごく興味深い内容でした。
    こういった記事は、意図していることを理解するのは難しいのですが、個人的にはすごく好きです。
    特に、たとえ人の心の中が視えるようになっとしても、本当の真実なんてわかりようがないって感覚は、間違いでもなかったのかなと思うことができました。

    今日もありがとうございました

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