今日も、他では語られていないお金、投資、ビジネスにまつわる
話を解説し独自の視点であなたに気づきを
与えることができれば幸いです。
さて、今日は、この話を聞けば今抱えている問題なんて大したことないと思わせてくれる素晴らしい方をご紹介いたしますね!
全財産を3回失っても、また頂点に戻った男がいます。
1回でも全部失ったら、普通の人間は立ち直れない。
それを3回も繰り返して、なお「伝説」と呼ばれた男。
今日は、その話をします。
私ではないですので笑
ジェシー・リバモア。
1877年〜1940年 アメリカ人。
ウォール街で「相場の魔術師」と呼ばれた
伝説のトレーダーです。
14歳で家を飛び出し、ほぼ無一文からスタートして、
世界恐慌のさなかに現代換算で約1,000億円を稼いだ男。
日本ではあまり知られていませんが、
ウォール街では100年経った今も語り継がれている人物です。
★★今日の著書★★
『How to Trade in Stocks
(株式売買の方法)』
著者:ジェシー・リバモア
1940年刊行、死の直前に書かれた唯一の著書
リバモアは1877年、マサチューセッツ州の貧しい農家に生まれました。
父親は「農業を継げ」と言いましたが、
彼は数字が大好きな少年でした。
14歳で家を飛び出し、ボストンの証券会社に
「株価を黒板に書く係」として就職。
毎日数字を書き続けるうちに
「この動きにはパターンがある」
と気づき始めます。
15歳で初めてのトレード。
利益は3.12ドル。
今なら数百円。
でも彼はこの体験で確信しました。
「自分は数字で生きていける」と。
数百円でも小さいお金とは思わないところが皆さん見習う所です。
当時のアメリカには
「バケットショップ」という
株価の動きに賭ける非合法な賭博場がありました。
リバモアはここで勝ちすぎて、次々と出入り禁止にされていきます。
10代の少年が、です。
そして本物のウォール街へ。
しかし──最初は大失敗でした。
賭博場で通用した感覚が、本物の市場ではまったく使えなかった。
これが1回目の全財産喪失です。
そこから学んで再起し、
1907年の金融恐慌で大勝負に出ます。
市場が崩壊し始めたとき、リバモアは「売り」を仕掛けました。
株が下がるほど儲かる
「空売り」という手法です。
稼いだ額、約100万ドル。
あまりに稼ぎすぎたため、あのJ.P.モルガンから
直接電話がかかってきたと言われています。
「これ以上売るのをやめてくれ。市場が崩壊してしまう」と。
そして1929年、世界大恐慌。
ニューヨーク市場が数日で半値以下になった歴史的暴落の中、
リバモアは再び逆方向に動き、
現代換算で1,000億円規模の利益を得ます。
世界中が絶望していたあの年に、ひとりで頂点に立った瞬間でした。
しかし──またも失います。
過信、感情的な判断、周囲の声に流されたトレード。
これが2回目、3回目の全財産喪失です。
1934年、ついに破産申告。
1940年、63歳でこの世を去りました。
3回失って、3回戻った。
でも最後は破産で終わった。
それでも彼が「神」と呼ばれる理由は何か。
答えは、負けるたびに言語化したからです。
なぜ失ったのか。
どこで感情に負けたのか。
何を間違えたのか。
その記録と思考がこの本に凝縮されています。
「間違っていると気づいたら、すぐやめろ。
ダメなものを持ち続けることが最大の失敗だ」
損切りできない、
利益確定できない、
根拠もなく待ち続ける。
これはすべて「感情」の問題です。
リバモアは、その感情に最後まで苦しみ続けた男でもありました。
だからこそ言葉に重みがある。
今日の核心
リバモアはこの本の中で、こんな本質を伝えています。
「市場は常に正しい。間違っているのは、いつも人間の感情だ」
資産形成で本当に必要なのは天才的な予測力ではありません。
「間違いを素直に認めて、すぐに軌道修正できる力」
3回全部失っても頂点に戻れた理由も、
最後に破産した理由も、
どちらも「感情をコントロールできたか」
ただそれだけです。
100年前の相場師の言葉が、
今日の私たちにそのまま刺さる理由がここにあります。
本当に奥深い話です。
今日はこの当たりで終わります。
本日も
Enjoy !!

出所:gettyimages
出所:Mark Hirschey(2005), CC BY-SA 2.0